でも、これも庵野秀明くらいに才能のある人間か、もしくはあのとんでもない人間に付き合ってくれるGAINAXの連中が居ないと無理なんです。
どこの世界に、全26話分の制作費を第14話で使い切っちゃう人が居ますか(笑)。
残り制作できませんって言われて「はぁそうですか」って言ってのける人が居ますか(笑)。
それを「分かりました残りの制作費でどうにかしましょう」って言う人間がGAINAXに残ったから、あんなおかしな事になったんです。
これは庵野秀明の友達って人に聞いた話なんで、本当にあった事かは知りませんけど。第14話が終わった後に、有名な「スタジオ・アルカディア号事件」っていうのが起こったらしいんですよ。
ある人が「諸君、よく頑張ってくれた! しかしこれからの戦いは過酷だ! そして、お金は出ない。タダ働きだ! それでもいい奴は残れ。普通の人間は……去っていい」って(笑)。そう言った時に、誰も立ち上がらなかった。それを期に、後のクオリティーがまた上がった(最後には力尽きちゃいましたけど)という、いい話なんですが。
そんな事は起こらない。そんな事って言うより「奇跡」は何度も起こらないんですよ。
庵野秀明の作った歌詞の中に「奇跡は起こるよ何度でも」ってのが有りますけど(笑)。
でもそんな奇跡に期待するのはダメだろ。それは付き合ってくれる同志を浪費するだけだから、止めろよって思う。